湘南に移住するならどのエリアが正解?エリア別おすすめガイド【子育て・暮らし・アクセスも比較】

海のある街、湘南に憧れて移住を考える人が増えています。だけど実際に住むとなると、「どのエリアが自分に合うんだろう?」と悩む方も多いはず。

この記事では、湘南エリアの中でも人気の高い藤沢・鎌倉・茅ヶ崎・逗子・平塚の5つのエリアについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較しながらご紹介します!

湘南ってどこからどこまで?

一般的には、神奈川県の南部、相模湾に面したエリア――藤沢市、鎌倉市、茅ヶ崎市、逗子市、平塚市などが「湘南」と呼ばれています。

都心から電車で1時間圏内でありながら、海・山・自然に囲まれたスローライフが叶うことから、今や若いファミリーやリモートワーカーの移住先としても大人気。

その中でも実際に住むとなると、どんなエリアが自分のライフスタイルにフィットするのか慎重に考えた方がよさそうです。

藤沢市|バランス重視派に人気!都会と自然のいいとこ取り

特徴

  • 湘南の中でもアクセス抜群(新宿・渋谷まで約1時間)
  • 江ノ島や鵠沼など、海の近くに暮らせる
  • 子育て世代に嬉しい施設も豊富

藤沢は、生活の利便性とリゾート感が絶妙なバランスで共存しているエリア。駅周辺には大型商業施設や飲食店も多く、日々の生活に困りません。

一方、江ノ島や辻堂、鵠沼といったエリアでは、海辺のライフスタイルも楽しめます。

向いている人

  • 通勤しながらも湘南暮らしをしたい
  • 子育てと仕事の両立を目指すファミリー

鎌倉市|歴史と自然を感じる、落ち着きのある街

特徴

  • 鎌倉大仏・長谷寺など歴史スポット多数
  • 緑と山に囲まれた静かな住環境
  • 観光地ゆえの混雑も…

古都・鎌倉は「観光地」というイメージが強いですが、少し中心地を離れると住宅街はとても落ち着いています。自然も豊かで、週末はハイキングや寺巡りが日常に。

ただし観光地ゆえ、週末や連休は交通が混雑しやすいのが難点です。

向いている人

  • 静かに自然と共に暮らしたい
  • 歴史ある街で心を整えたい人

茅ヶ崎市|ローカル感満載!のんびり海近ライフ

特徴

  • サザンビーチや雄三通りなど地元愛にあふれる街
  • 平坦で自転車移動がしやすい
  • 地元密着型で、のんびり暮らしが実現

茅ヶ崎は、観光地というより「地元の人たちが大事に暮らしている街」という印象。駅前には商業施設もありつつ、住宅街は静かでのんびりとした雰囲気が漂っています。

平坦な地形で自転車移動もラク。ママチャリでビーチへ直行、なんてこともできます。

向いている人

  • 地元密着型の生活がしたい
  • 子育てにのびのびした環境を求めている

逗子市|自然派ファミリーに人気!コンパクトだけど魅力的

特徴

  • 逗子海岸まで徒歩圏のエリアが多い
  • 街がコンパクトで生活動線がスムーズ
  • 芸術系イベントも盛ん

逗子は「小さい街ながら濃密な魅力がある」と言われています。自然派のファミリーやアーティストも多く、ちょっとユニークでおしゃれな空気感。

街全体がコンパクトにまとまっているので、どこへ行くにもアクセスしやすいのも嬉しいポイント。

向いている人

  • 自然を感じながら、個性的な暮らしを楽しみたい
  • 移動の手間を減らしたい子育て世代

平塚市|コスパ最強!湘南でもお得に暮らしたいならココ

特徴

  • 家賃・物価が比較的安い
  • ララポートなど大型ショッピング施設も
  • 車移動が前提になるエリアも多い

「湘南に住みたいけど家賃が…」という方におすすめなのが平塚市。駅前は再開発が進み、大型商業施設が充実。物価も手頃で、ファミリー層に人気があります。

ただし、海までは少し距離があることと、生活には車があると便利です。

向いている人

  • 湘南にコスパ良く住みたい人
  • 車生活に抵抗がない人

子育て支援制度の比較【2025年版】

移住する際、子育て支援が手厚いかどうかはとても重要。以下に湘南5市の代表的な支援内容を比較してみました。

市町村注1児医療費助成制度注2育園の充実度注3の他サポート
藤沢市18歳に達する日以後の最初の3月31日まで
待機児童数11人(令和6年4月1日時点)
・妊婦のための支援給付
・幼児教育、保育の無償化 など
鎌倉市18歳になった日以降最初の3月31日まで
待機児童数34人(令和6年4月1日時点)
・妊婦のための支援給付
・幼児教育、保育の無償化 など
茅ヶ崎市18歳に達する日以後の最初の3月31日まで
待機児童数9人(令和6年4月1日時点)
・妊婦のための支援給付
・幼児教育、保育の無償化 など
逗子市18歳に達する日以後の最初の3月31日まで
待機児童数6人(令和6年4月1日時点)
・妊婦のための支援給付
・幼児教育、保育の無償化 など
平塚市18歳に達する日以後の最初の3月31日まで
待機児童数4人(令和6年4月1日時点)
・はぐくみ出産・子育て応援ギフト
・幼児教育、保育の無償化 など

とはいえ、保育施設の待機状況や、学童・育児相談などの制度には差があるので、移住前に自治体ホームページもチェックしておくのがおすすめです。

おすすめエリアマップ(暮らし方別)

湘南といっても、どの街に住むかでライフスタイルが大きく変わります。以下は、目的別におすすめのエリアをマッピングしたものです。

通勤もスムーズ!利便性重視の方には…

  • 藤沢駅・辻堂駅エリア(藤沢市)
  • 平塚駅周辺(平塚市)

駅周辺に大きなショッピングモールやスーパー、保育園・病院も充実。東京・横浜へも1時間以内!

自然と静かな環境で子育てしたい方には…

  • 北鎌倉・大船(鎌倉市)
  • 逗子・桜山(逗子市)

鳥の声が聞こえるほどの落ち着いた住環境。治安もよく、教育水準も高め。

海辺の暮らしを楽しみたい方には…

  • 鵠沼・片瀬海岸(藤沢市)
  • 東海岸・サザンビーチ周辺(茅ヶ崎市)
  • 逗子海岸・小坪(逗子市)

徒歩や自転車で海へアクセス可能。サーフィンやビーチヨガなど、アクティブなライフスタイルにぴったり!

湘南暮らしの注意点(デメリットも正直に)

湘南はとても魅力的な場所ですが、移住前に知っておくべきデメリットもあります。

渋滞が多い

特に夏場や週末は観光客が多く、134号線や国道1号線周辺は渋滞しやすいです。時間に余裕を持った移動や、電車との使い分けが必要。

家賃が高騰傾向

近年の人気上昇で、特に藤沢・鎌倉は家賃や土地価格が高騰しています。平塚や寒川町など、少し離れたエリアとの比較も大事。

まとめ|湘南移住、あなたに合うエリアは?

湘南エリアといっても、それぞれに個性があり、ライフスタイルによって合う・合わないがあります。

エリアアクセス自然商業施設子育て環境家賃相場感
藤沢市やや高め
鎌倉市高め
茅ヶ崎市中〜やや高め
逗子市やや高め
平塚市安め


湘南移住を考えているなら、まずは自分たちの優先順位を整理してみるのがおすすめ。どんな暮らしがしたいのかをイメージしながら、気になるエリアを訪れてみてくださいね!