運動オンチな私がピラティスに出会うまで

運動が苦手だった私の過去

「運動は苦手、できれば避けたい。」

私は昔から運動が得意ではありませんでした。

体育の授業ではいつも苦戦し、マラソン大会では最後尾を走るタイプ。

球技も苦手で、バスケットボールでは味方の足を引っ張り、バレーボールではレシーブが思うようにできず、運動するたびに苦い思い出ばかりが増えていきました。

特に苦手だったのはマラソン。

小学生の頃から長距離を走るのが大嫌いで、冬の持久走大会が近づくたびに憂鬱になっていました。

走り出してすぐに息が切れ、足が重くなり、周りの子たちにどんどん追い抜かれる…。

結局、最後のほうは歩いてゴールするのが常でした。

社会人になってからは、ますます運動する機会が減少。

デスクワーク中心の生活で、一日中座りっぱなし。

そして結婚・出産を経て、子育てと家事に追われる日々を送る中、気づけば完全な運動不足に陥っていました。

「子供を抱っこしているだけでも十分運動しているはず!」「洗濯物を干すのだって立派な運動!」

と自分に言い訳をしつつも、体の不調が気になるようになりました。

私を襲った5つの不調

そんな生活を続けていたせいか、気がつけば体にさまざまな不調が現れるようになりました。

  1. 肩こりと腰痛がひどくて辛い日々
    これが一番深刻でした。。。特に下の子が生まれてからは、抱っこ、授乳、おんぶの連続で肩と腰に常に痛みがありました。
    朝起きると首が回らないことも。夜になると肩から首にかけてズキズキと痛み、湿布を貼らないと眠れないほどでした。「なんで私だけこんなに辛いんだろう…」と思っていましたが、ある日気が付きました。私は抱っこするときも常に猫背で、背中や腰に負担をかけていたんです。姿勢がすこぶる悪かった…。
  2. ちょっと動いただけで疲れる体
    駅の階段を上るだけで息が上がる。子どもと公園で遊んで10分で「もう休憩しよ…」と言いたくなる。そんな自分が情けなくて、「このままじゃ子どもと思いっきり遊んであげられない…」と焦りを感じていました。
  3. 鏡を見るのが辛い体型の変化
    産後に体重が戻らず、特にお腹周りがぽっこり。「まぁ、二人も産んだんだから仕方ないよね」と言い訳していましたが、最近デニムがキツくて、ちょっと落ち込んだんです。
    特に辛かったのは、子どもの写真を撮ろうとしたとき、一緒に写った自分の姿を見てショックを受けたこと。完全にシルエットが変わってる。単なる見た目の問題だけでなく、「このままじゃ将来、健康面も心配だな」という不安もありました。
  4. 冷え性とむくみがひどくて辛い
    夏でも足先が冷たく、夜になると足がパンパンにむくむ日々。冬は靴下を二重に履いても足が冷たくて眠れないことも。「これって年齢のせい?」と諦めかけていましたが、いろいろ調べてみると、運動不足で血流が悪くなってるんじゃないか説。
    私はお風呂に入ると足がすぐに真っ赤になるのに、10分もすればまた冷え切ってしまうぐらい冷え性で、子どもにも「冷っ!」ってびっくりされことも…。
  5. 猫背がひどくて姿勢が崩れていく
    小さい頃から猫背気味でしたが、育児で抱っこや授乳の姿勢が加わり、背中が丸まる一方に。ある日、買い物中に店のミラーに映った自分の姿を見て愕然としました。完全に前かがみで、おばあちゃんのような姿勢になっていたんです。
    「このままじゃ将来、背中が曲がったおばあちゃんになっちゃう…」と危機感を覚えました。
    整体やマッサージに行っても、一時的には楽になるものの、施術が終わって家に帰って家事をすると、またすぐに元の状態に戻ってしまう。

「これはもう体を動かさないとダメかもしれない…」と、ようやく思い始めたのです。

ピラティスとの出会いのきっかけ

そんな時、たまたまYouTubeで「初心者向けピラティス」という動画を見つけました。

ピラティスという名前は聞いたことがあったけれど、「何か難しそうなヨガのようなもの?」というぼんやりとしたイメージしかありませんでした。

実は、ピラティスに出会う前にも運動を試みたことがありました。

  • 簡単ストレッチに挑戦 → 効果が感じられず、3日で挫折
  • YouTubeのダンスエクササイズ → 激しすぎて息切れ、2日でギブアップ
  • ウォーキング → 「今日は雨だから」「今日は寒いから」と言い訳して続かず
  • 有酸素運動DVDを購入 → 開封したまま本棚の肥やしに…

「やっぱり私は運動に向いていないんだ」と半ば諦めていた時に見つけたのが、ピラティスでした。

動画を見てみると、

  • 激しい動きがなく、寝たままでもできる
  • ゆっくりとした動作で、運動が苦手でも続けられそう
  • 体幹を鍛えることで、姿勢や肩こりの改善に効果がある

「これなら私でもできるかも?」そう思ったのが、ピラティスを始めるきっかけでした。

「これならできるかも!」と思った理由

私は、運動といえば走ったり、飛んだりするものばかりだと思っていました。

でも、ピラティスは違いました。

  • 自宅でできる → ジムに通わなくてもOK
  • 初心者向けの動画が多い → 自分のペースで学べる
  • 道具が少なくて済む → マット1枚あればOK
  • 無理なく続けられる → ゆったりした動きで、息切れしない
  • 体の内側から鍛えられる → インナーマッスルを意識できる

運動が苦手な私にとって、「ハードルが低い」というのはとても魅力的でした。

しかも、ピラティスはただ筋力をつけるだけでなく、姿勢や体の歪みを整える効果もあるらしい。

これなら、肩こりや腰痛にも良いかもしれない!

さらに、ピラティスを始めるにあたって、道具がほとんどいらないのもポイントでした。

最初に必要なのはヨガマットくらい。

ジムに通う必要もなく、自宅でできるので、ズボラな私でも続けられるかもしれない…!

次回予告:「ピラティス初体験!運動苦手な私でもできる?」

こうして私は、ピラティスを試してみることを決意。最初はどんなふうに始めたのか?次の記事では、実際にやってみたリアルな体験をお伝えしていますので、ぜひご覧ください♪